• むし歯に関する相談 [むし歯予防、むし歯治療]
  • 歯並び・咬み合わせに関する相談 [子どもの成長を利用した望ましい歯並びへの誘導・育成 ・ 一般的な矯正治療(軽度症例)]
  • 子どもの口腔内に関する相談 [歯をぶつけた、上唇小帯・舌小帯の付着異常]

をお受けしております。

診療時間

診療内容

検診

『保育園や小学校の検診も受けているんだけど・・・?』

学校等で行われる公的検診は 「さっと見て明らかに治療の必要なものを判別する」ことが大きな目的であり、精密な検査ではありません。 公的検診に比べると、小児歯科専門医が歯科医院で行った診査では3.5本も多くむし歯が見つかったり、むし歯保有者の数も倍数いた、という報告もあります。 公的検診は意義のあるものですが、その結果のみに安心しないように気を付けてください。

当院の受診者さんの中でも、「検診で大丈夫って言われたんだけど」、「むし歯ないって言われたんだけど」という方の中でも半数以上は実はむし歯があったという結果がでております。公的検診の「むし歯なし」は「(ざっと見て、肉眼的に明らかに治療したほうがいいような)むし歯なし」という意味合いになります。当院で検査をしますと、上記の様にむし歯や問題が見つかることがございますので驚かれないようにしてください。

むし歯の検査では必要に応じて
以下のものを行います。

ダイアグノデントペン

ダイアグノデント(DIAGNOdent)は、カボ社(KaVo) が開発した虫歯測定器です。

  • レーザーによるむし歯の深度の測定ができます。
  • むし歯の深さを数値化できます。
  • 完全無痛です。

レントゲン

歯と歯の間の虫歯はむし歯は特に検出が難しいです。写真1のようなお口だと、公的検診では30秒以内にさっとみて、「むし歯なし」と言われます。しかし、この子の歯のレントゲンをとると非常に大きなむし歯が隠れています。 歯の噛む面の部分は無事だったので、上からはよくみてもわかりません。 また、詰め物の下にむし歯がある場合もあります。この場合も、噛む面にはしっかりと詰め物がしてあるので、レントゲンで調べないとわかりません。

写真1

被ばく線量

当院のレントゲン撮影機器は最新のものを使用しており、可能な限り被ばくの量を減らしております。 下の図のようにかなり少ない被ばく量となります。 レントゲンを撮影するメリットの方が圧倒的に大きいため、必要な方にはレントゲンの撮影をご提案しております。

身体に受ける放射線量の比較

放射線量の比較図

初期むし歯を
すすませないために

小窩裂溝填塞 (シーラント)

噛む面やどうしても歯みがきができないところにある溝を埋めてむし歯が進行するのを予防することができます。

シーラント前
シーラント後
むし歯
  • シーラント前

  • シーラント後

  • むし歯

① ②歯の溝の形は色々で、時にはこのように入口が狭く、深いものも多いです。

③このような溝は歯ブラシの先が奥まで届きません。
④むし歯菌が来ないように埋めることができます。

⑤フッ素で歯を硬くしてくれます。

  • むし歯が大きく進んでない初期のものまで
  • 乳歯と生えてきて2~3年までの大人の歯 

① ②歯の溝の形は色々で、時にはこのように入口が狭く、深いものも多いです。③このような溝は歯ブラシの先が奥まで届きません。 ④むし歯菌が来ないように埋めることができます。⑤フッ素で歯を硬くしてくれます。

  • むし歯が大きく進んでない初期のものまで
  • 乳歯と生えてきて2~3年までの大人の歯 

生えてきた大人の歯

生えたての歯はまだ完全に硬くなっておらず 虫歯になりやすいので特におすすめです。 フッ素やミネラルを吸収しやすい時期なのでしっかりケアしてあげると、強い歯になってくれます

初期う蝕進行止め (サホライド)

液体を塗るだけでむし歯の進行を抑えることができます。

歯を削って詰めるという治療を回避 もしくは遅らせることができます。

※ 注意点 

◆ むし歯のある箇所と反応して下図のように黒くなります。

◆むし歯の進行を食い止められない可能性があります。

あくまで進行を抑えるものであって、完治するわけではありません。食生活や歯ブラシ習慣によってはむし歯が大きくなります。その際は歯を削っての治療を提案いたします。

◆重ね塗りすることにより効果が向上します。

定期来院していただける方に適用いたします。特におすすめなのが、歯と歯の間の小さなむし歯です。

歯と歯の間の虫歯を治療するには、通常咬む面(上方向)から穴を空けて、むし歯を取り除きます。そのため、健康な部分の歯も削らないといけません。奥歯の歯と歯の間ですと、黒くなっている箇所も見えにくいです(広範囲にむし歯がある場合は一部見えます)。

痛くない・怖くない
治療のために

完全に痛くない・怖くない治療を提供するのはなかなか難しいです。しかしながら、可能な限り痛くない・怖くない治療を提供するために以下のような試みをしております。

表面麻酔

ゼリー状の麻酔です。麻酔の針を挿入する予定のエリアにこのゼリーを塗布すると、表面から数ミリ程度浸透します。そのため、針の挿入時の痛みや違和感を和らげることができます。

ゼリー状の麻酔
電動注射器

麻酔の注射と聞くと、こちらの写真のようなものを想像されるかもしれません。しかしながら、当院ではこちらの電動注射器を使用しております。麻酔の注射は『ゆっくりと弱い圧力』で薬液を刺入すると痛みや違和感を和らげることができます。この電動注射器では可能な限り痛みと違和感を感じにくい『ゆっくりと弱い圧力』がプログラムされております。

笑気鎮静法

写真のように、鼻から弱い鎮静の作用のある亜酸化窒素(笑気)と酸素を混合した空気を吸入します。

特徴

  • 不安感や恐怖心が和らぎます。
  • 痛みを少し感じにくくなります。
  • 効果の発現と消失が速やかで、重要臓器に影響を及ぼしません。
  • 重篤な副作用は現在のところないとされています。

(参考 (株)セキムラ HP 一部改変 https://www.sedent.co.jp/guide.html )

このように使い方によっては子どもたちの治療の手助けをしてくれる、非常に有用で便利なものです。しかしながら、弱点がございます。鼻からの吸入ができない子にはつかえません。(周りの声が届かずお話が聞けない、鼻が詰まっている、既に泣いている、鼻マスクを外そうとする)ご使用の希望がある場合には、どうぞご相談ください。

歯並び・咬み合わせの治療

当院では
  • 子どもの成長を利用した望ましい歯並びへの誘導・育成 (予防矯正・咬合誘導)
  • 一般的な矯正治療(軽度症例)
  • 部分矯正(局所矯正)

を行っております。

中学生の歯並び・咬み合わせのご相談もお受けしております。ただし重度症例においては矯正歯科認定医・専門医の所属する医院さんにご紹介させていただく場合があります。

こちらには概要について記載いたします。歯並び・咬み合わせ の治療は多数の複雑な要因が存在し、個々によってその治療法が異なってきますご来院された方にはより詳細な情報をご提供いたしますので、ご相談ください

小児歯科専門医として、子どもの歯並び・咬み合わせの治療に携わっておりますと、よく耳にする質問があります。『矯正って(年齢的に)早くやるほうがいいって聞きますがうちの子は・・・』答えはもちろんその子の状態によります。僕はみなさんにわかりやすいように3つに分類して説明しております。

  1. できたら急いだほうがよいもの
    こちらは可能なら4歳もしくは5歳でも始められるのが望ましいです。
  2. 子どもの成長を利用して望ましい歯並びへの誘導・育成をしたほうがよいもの
    お子さんの成長を利用いたしますので、お子さんが成長期である必要があります。個人差がありますが9歳未満までだとしっかりと対応できる症例が多いです。
  3. 永久歯が生えてからのアプローチが望ましいもの
    こちらは永久歯が生えてからでないとアプローチができませんので、極端にいうと大人になってからでもアプローチができます。

①、②,③のどのタイプに属するかによって、やるべきタイミングは異なってくるんですね。

 の例としては、反対咬合(受け口)や交叉咬合など があります。

※反対咬合には原因がいくつかあり、その原因によっては大人になってからの外科的なアプロ―チが必要なものがございます。

上下の真ん中がズレてしまっている咬み合わせ

こちらは歯並びによって、咬み合わせがズレてしまい(顎のズレ)、顎の関節の成長発達によくない影響がでてしまいます。これらは、なるべく早くアプローチをしてあげて将来、顎の関節の形成に悪い影響がないようにしてあげたほうがいい場合あります。

② と ③ は よりしっかりとした分析が必要となります。歯並びがガタガタの子の場合、『うちの子はあごが小さくて・・・』 『うちの子は歯が大きくて・・・』という声を聞きますが、前者であれば②に後者であれば③になる可能性があります。

ですので、当院では患児の歯列・咬み合わせの分析及び診断に力を入れております。当院で歯列・咬み合わせの検査を行った患児にはしっかりとした分析レポート及び治療計画(症例によっては割愛いたします)にて説明させていただきます。

部分矯正(局所矯正)

『ここの部分だけなんとかしてほしい』『全体的に歯列・咬み合わせを整えたいのは山々なんだけど、時間的にもお金的にも・・・』といったご要望もお耳にいたします。

当院では写真のように気になる部分だけの矯正もお受けしております。しかしながら、全体を整えない限り改善しない例もございますので、ご要望に沿えるか否かは症例と到達目標しだいとなってきますので、ご相談ください。

前歯の隙間を整えた成人例


1本の歯を整えることによりそれよりも後方の歯の自然萌出を促した例


6歳臼歯が子どもの奥歯に 引っかかっているのを改善した例